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42.へうげもの

へうげもの@山田芳裕

現在、連載中。
単行本では4巻まで。

同作者の代表作といえば、
デカスロンや、度胸星などが
俺的にパっと(@Z)頭に浮かぶが、
泥臭いというか豪胆というか、
かなり独特の絵のセンス。
個人的にはかなり好きなタイプ。

で、内容。

これ、かなりおもしれえ。
時代背景は、戦国時代。
読んだことのある人は、
「花の慶二」を思い起こす人もおおいはず。
慶二の風流とか、カブくとか、
その辺をど真ん中にすえた作品。
主人公:古田左介 aka 古田織部は、
武人 aka 侍(@越中)でありながら、
風流な茶器とかにクソ執着。
へうげた物をクソ好む。
趣とか風流とか、そういうものを好むことを
この漫画では「数寄」といい、
主人公ほか、多くの数寄者が登場する。

簡単に言えば、洒落た物の収集家。
へうげたものをクソ集めたいってところ。
この辺は、マジでB-BOYにも共通する。
まじのレアもの、
珍しいだけやなく内容もクソいい稀少物とかってのに
B-BOYはクソ惹かれるはず。
7インチの原版をマジで欲しい、
ってのと同じ世界。
FIGUREとか漫画とかも同じ。
B-BOYにはコレクションする癖がある。
Bな輩の奥底をくすぐってくる。

つうか、作品中、
多くの数寄のものが登場するが
その代表格といっていいのが
織田信長(@将軍スタイル)。
マジでクソ渋い。
慶二でいうところの、かぶっきぷりが半端ねえ。
クソカブいた格好で登場したりする。
本能寺の場面とかは、マジでクソ圧巻。
ネタバレせん程度に書くが、
本能寺のあの展開はクソすげえ。
光秀と秀吉。
史実としてもそう思えてくるくらい。

あと、千利休とかも登場し、
この辺の描き方も俺的に、かなり好き aka 数寄。

また、擬態語っていうのか、ようわからんが、
「ガニッとした風貌」とか「ハニャっとした形」とか、
独特の言い回しが、かなりいいところをついてくる。

基本的に、熱い画が特徴だとは思うが、
なかでも、この作品には相当気合いが入ッとる気がする。
また、この人の漫画に共通するんかもしれんが、
とにかく登場人物が人間臭い。
泥臭く、そしてあったかい@マーキー。
満を持しての歴史物って感じかもしれん。

今後どうなるなるか、わからんが、
いまのところ、おもしれえ。
ただ、度胸星の残念な終り方もあるだけに、
マジでガッチリ描いてくれることを祈るばかり。

これは相当おすすめよ>AU
古田織部が主役ってスゲエ漫画。
李三平が主役の曲を書いた方がええんやねえか?>AU

NHKの大河ドラマで、
このへうげものをやる価値があるんやねえか、
ってくらいにおもっとる。

今日は、手抜きですが、こんなもんで。

ピース。



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